(出典:https://www.imdb.com/title/tt5052448/mediaviewer/rm3458572801/)
映画「ゲット・アウト」のあらすじと、内容の考察を取り上げます
「ゲット・アウト」は、2017年に制作されたサスペンスホラー。
巧妙なストーリー展開が話題となりました。
海外映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、98%の好評を獲得!
映画好きなら見ておきたい、映画「ゲット・アウト」のあらすじと、考察をご紹介します。
■登場人物の紹介
ゲット・アウト
— だて (@datechandesu8) November 11, 2019
黒人写真家クリスは白人の彼女ローズの実家に呼ばれ、そこでパーティーに参加することになるが………。
なんでもないやり取りの中で漂う違和感、気持ち悪さ。
クリスが白人ばかりのパーティーに呼ばれた本当の理由とは…?
衝撃の展開にハラハラドキドキ‼️
最後まで目が離せないです😳 pic.twitter.com/26ybA8LG5Q
・クリス(演:ダニエル・カルーヤ)
『ゲットアウト』観ました‼︎【S-】
— 使いません (@qzIp9uUqdnioPCV) December 31, 2018
とにかく引き込まれました😊😊😊
ダニエル・カルーヤの演技も最高😎👍✨
オマージュもあるので注目です😏 pic.twitter.com/OHySI3T5qX
黒人のカメラマン。穏やかな性格の持ち主で、争いごとが嫌い。
・ローズ(演:アリソン・ウィリアムズ)
クリスの恋人。白人女性。明るい性格で、クリスのことを1番に思っている。
・アーミテージ夫妻
ローズの両親。母親のミッシーは催眠術を用いる心理療法家。父親のディーンは脳神経外科医。
・ロッド(演:リル・レル・ハウリー)
クリスの親友。クリストは違いめちゃくちゃ明るい性格。運輸保安庁勤務。
・アンドリュー(演:ラキース・スタンフィールド)
アーミテージ家のホームパーティーに出席していた、黒人男性。
■「ゲット・アウト」の衝撃的過ぎるネタバレ!
ゲット・アウト 鑑賞
— ぬりかべ@映画アカ (@nuri_kabe1) October 28, 2017
まさかのプレミアムフライデー対象❗見たかった作品だったので、新宿まで行ってしまった。この作品とにかくヤバい❗感想はヤバイ❗しか言えないよ。他の事いうとネタバレにつながりそうで…。結果とにかくヤバイ❗
TOHOシネマズ新宿 pic.twitter.com/504hT4gHvf
恋人の実家へとやって来たクリスに待ち受けていたのは、あまりにも残酷な運命でした。
どこかおかしい家族に隠された秘密とは何でしょうか?
映画「ゲット・アウト」の、衝撃的過ぎるあらすじをご紹介します。
【起】恋人の実家へ

(出典:https://www.imdb.com/title/tt5052448/mediaviewer/rm250622208/)
黒人カメラマンのクリスと、白人のローズは恋人同士。
2人が向うのは、ポンタコ湖地区にあるローズの実家です。
クリスはローズの実家に向うことに、乗り気ではありません。
彼女の両親は娘の恋人が黒人であることに、嫌悪感を示すのではと思っていたからです。
ローズは彼の様子を察知し、何の心配はないとなだめます。
車でローズの家へ向う最中、一匹の鹿を轢いてしまいました。
警察を呼んで対応にあたるも、警察はなぜかクリスだけに身分証提示を求めます。
ローズは警察の態度に腹を立てるも、クリスは素直に身分証提示に応じました。
【承】違和感

(出典:https://www.imdb.com/title/tt5052448/mediaviewer/rm66072832/)
ローズの実家へ到着した2人は、ローズの両親アーミテージ夫妻から歓迎を受けました。
一見すると田舎町にあるのどかな一軒家。
しかしクリスは、どこか違和感を覚えていました。
アーミテージ家のホームパーティーでは、なぜか出席者から体つきを見られます。
極めつけは、パーティー唯一の黒人ローガンの存在です。
ローガンの白人のような立ち振舞に不審を抱いたクリス。
彼に向かってカメラを向けます。
カメラはフラッシュモードになっていました。
フラッシュの強い光は、ローガンを直撃!光の影響により、鼻血を出して暴れます。
そして「GET OUT !(出ていけ!)」と、叫ぶのでした。
【転】真実

(出典:https://www.imdb.com/title/tt5052448/mediaviewer/rm1408576000/)
アーミテージ家は家族総出で、身体入れ替え手術をしていました。
白人の大富豪を集めて、黒人男性のオークションを開催。
落札者には、若くて上部な身体を持つ黒人男性の身体が手に入ります。
つまり、白人大富豪の脳を黒人男性の身体に移植していたのです。
黒人男性は道中で拉致をしたり、ローズが誘惑して家に連れ込んでいたりしていました。
クリスはローズに誘惑され、まんまと術中にハマってしまったのです。
パーティーに出席していたローガンは、白人の脳を既に移植されていました。
【結】ゲット・アウト!

(出典:https://www.imdb.com/title/tt5052448/mediaviewer/rm1784707840/)
アーミテージ一家の秘密を知ったクリス。
しかし催眠術にかけられ、身体は思うように動きません。
座っていた椅子の中にある綿を耳に詰めて、催眠術を回避。
自分を手術室へ運び込もうとしていた、ローズの兄を撲殺しました。
続いて執刀医である父親と、母親も殺害。
家の騒動を聞きつけて、ローズはライフルを持って使用人と共にクリスを追跡。
使用人の正体は、ローズの祖父の脳が移植された黒人青年です。
クリスは使用人に襲われるも、カメラのフラッシュを向けたことで危機を脱出。
使用人はライフル銃でローズを射殺した後に自決しました。
すると警察が到着。
パトカーの中に乗っていたのは、クリスの親友ロッドでした。
ロッドは最初からローズを怪しいとにらみ、独自に調査。親友を心配して、ローズの元へと向かっていたのでした。
■ゲット・アウトにはられた巧妙過ぎる伏線のご紹介
1日1本映画トリビア生活22日目
— 毎日映画トリビア🦅🛡日曜夜9時からYouTubeでファルコン&ウィンターソルジャーのトリビア配信 (@eigatrivia) April 27, 2020
『ゲット・アウト』(2017)
恋人の実家を訪れた青年が体験する、謎に満ちた家族の恐怖を描いたサスペンス。監督ジョーダン・ピール、出演ダニエル・カルーヤ、 アリソン・ウィリアムズ等。#映画トリビア#映画好きと繋がりたい #ゲット・アウト#ゲットアウト pic.twitter.com/c8eoCXNrP4
「ゲット・アウト」は、見事な伏線が張り巡らされています。1回見ただけでは気が付かない、巧妙な伏線をご紹介します。
・冒頭シーンに流れた曲が結末を暗示
とある映画でこの曲がかかって、気になってアルバム聴いてみたら良い意味で予想を裏切られた。
— りゅう (@ryu5147) April 1, 2021
ブラックミュージックながらもサイケデリックなロックしてた!
良い音楽ですわ。
Childish Gambino – Redbone (Official Audio) https://t.co/iaqlcFX2Tn pic.twitter.com/M3I5wujPnU
クリスがローズの実家へ向う準備をしていた際に流れていたBGMは、Childish Gambinoの「Redbone」です。
歌の内容は、女にもてあそばれた悲しき男の歌。
しかし映画「ゲット・アウト」の内容を照らし合わせてみると、クリスへの警告とも聞こえます。
「夜が明けると、君が間違っていることに気づいた。君の行為で僕のプライドは傷ついたんだよ」「目を覚まして」の歌詞は、事件終わりのクリスの心情そのままです。
BGMそのものが、既に伏線になっていました。
・映画の全てを物語っていた鹿のシーン
#ゲット・アウト
— はる🔰春エモ開催中 (@san_guest) January 3, 2021
怖いというか精神がおかしくなりそうなスリラー。冒頭のあれ何だったんだ?っていうのが後で分かる。人種にまつわる難しいテーマではあるけど本質はアスと同じな気がする。鹿の皮肉。面白かった。★4.5 pic.twitter.com/OErRCZtogi
クリスとローズの2人は、車で実家へ向かっていた最中です。
急に鹿が飛び出し、はねてしまいました。2人は警察を呼び、対処してもらいます。
シーンの時間はおよそ3分。
3分の間に、映画の結末まで全て語られていました。
車で鹿をはねるシーンは、クリスのトラウマを表しています。
クリスは事故で母親を失ってしまい、大人になった今もトラウマを抱えています。
彼はトラウマにより、催眠術にかけられやすい状態にありました。
さらにローズがひいてしまった鹿の種類は、「ブラック・バックス」にも注目。
「バックス」は、黒人男性を表すスラングです。
ローズが運転していた車でブラック・バックスをひいたということは、彼女は黒人を傷つけていたという伏線になります。
・登場人物達が着ていた服の色は?
羨望と蔑視どちらにもとれる言葉、さりげない違和感が分からなかった。こういうのを肌で感じられる現地の層はもっと深く理解できそうだ。だからって理解を放棄するわけじゃないけどね。紅茶、綿といったアイテムにのせた皮肉、服の色で価値観の違いを表現したりは上手いなあと思った。#ゲット・アウト
— すがわら つばき (@tsubaki_sgwr) March 6, 2020
ゲット・アウトで登場人物が着ていた、服の色にも注目です。
アーミテージ家のパーティー出席者の服装は、白と黒と赤い服装を着ていました。
ローズの服装は白と赤のボーダーシャツ。アーミテージ夫妻は、茶系統の服を着用しています。
ローズがパーティー参加者と同じ「赤い」服を着ていたのは、彼女も一枚噛んでいる証です。
白と黒の服装は、白人と黒人を象徴しているのでしょう。
なおクリスが着用していたのは、青色の服。青は平和の象徴で、誠実さを意味しています。
理不尽な言葉を投げかけられても、抵抗しないほど穏やかな性格のクリスを表した服装でした。
■まとめ
#ゲット・アウト 初見
— たこやき@映画好き (@tako_movie) April 17, 2019
白人彼女の実家へ訪ねた黒人の彼氏。その背後でとんでもない思惑が動く…
とにかく伏線がすごい…。2回目を見て、核心に触れる事を結構ハッキリ言ってるな?!😱💦と気づいて2度楽しめた!
恐ろしい思想と価値観…。
最後の最後までどう転ぶかハラハラする流れも面白かった👍 pic.twitter.com/khTGdNgFUo
映画「ゲット・アウト」は現実味のないあり得ない話です。
しかしあり得ない話であるにも関わらず、妙に説得力がありました。
「ゲット・アウト」は、2回観ることをおすすめします。