出典:https://www.ghibli.jp/works/howl/#frame&gid=1&pid=11

スタジオ・ジブリ作品「ハウルの動く城」。

原作はイギリス作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説です。

興行収入196億円の大ヒット。

ヴェネツィア国際映画祭・ニューヨーク映画批評家協会賞など、世界的な賞もとった名作アニメです。

今回は、「ハウルの動く城」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。

■登場人物紹介

・ソフィー

出典:https://www.ghibli.jp/works/howl/#frame&gid=1&pid=46

荒地の魔女に90歳のお婆さんにされた、18歳の少女。

ハウルの動く城に転がり込み、掃除婦として働くことになりました。

・ハウル

凄腕のイケメン魔法使い。

毎日のように王宮から招請されるも、のらりくらりと交わしています。

・カルシファー

炎の悪魔。

城を動かすエンジンみたいな役割を担っています。

ハウルと“ある契約”を交わしており、ソフィーに契約を見破って呪いを解いてほしいと頼みました。

・マルクル

出典:https://www.ghibli.jp/works/howl/#frame&gid=1&pid=17

ハウルの弟子。

見た目は10歳ぐらいの男の子ですが、客人に応対する時は80歳の老人に変装します。

■「ハウルの動く城」のあらすじ

主人公は90歳の少女。

彼女が好きになった人は、弱虫な魔法使いでした。

「ハウルの動く城」のあらすじをネタバレありでご紹介します。

起:90歳のお婆ちゃんになった少女

戦争ムード高まる街中で、帽子屋を営むソフィー。

生真面目な性格で、自分から前に出る女性ではありません。

ある日のこと、ソフィーの前に超イケメン魔法使いが現れました。

彼の名前は、ハウル。

街の噂では「美女の心臓を食べる」と噂されているハウルですが、実際はとても紳士的。

ソフィーは、一瞬で心を奪われてしまいます。

その日の夜、ソフィーは荒れ地の魔女と遭遇。魔女の呪いで、ソフィーは18歳から90歳のお婆さんになってしまいました。

90歳になったソフィーは店を飛び出し、ハウルが住む城を目指します。

承:ハウルの動く城

茂みに埋もれたカカシを助けたソフィーの前に、ハウルの動く城が現れました。

城へ潜り込んだソフィーを迎えたのは、暖炉の火カルシファーとちびっこ魔法使いマルクルです。

カルシファーは、ソフィーにかけられた呪いを解くことを提案。

条件は、カルシファーを暖炉に縛り付けている呪いを解くことです。

カルシファーとハウルの間にかわされた契約を見破ることができれば、カルシファーの呪いは解けます。

そして、ソフィー・カルシファー・マルクル・ハウルの4人で、奇妙な共同生活がスタート。

ソフィーは掃除婦として、掃除洗濯に精を出すのでした。

転:傷ついたハウル

国が起こした戦争は、大勢の人や魔法使いを犠牲にしました。

魔法使いは「兵器」となり、人間ではなくなります。

ハウルも国から出兵要請が出ていましたが、応じようとしません。

なぜなら怖いからです。

でも、ハウルには守る者ができました。

城には犬のヒン・ヨボヨボになった荒れ地の魔女も加わり、賑やかになりました。

ハウルにとって大切な人である女性も、城の中に住んでいます。

彼女を守るため、ハウルは命をかけて戦場へと赴きました。

彼女の名前はソフィー。

結:あの日の約束

流れ星が降り注いだ夜のこと、ハウルとカルシファーは運命的な出会いを果たしました。

ハウルが流れ星を口に入れると、胸からカルシファーが登場。

カルシファーの正体は、ハウルの心臓だったのです。

ハウルが出会ったのは、カルシファーだけではありません。

実はソフィーとも出会っていました。

ソフィーは、ハウルと未来で合う約束を交わしていたのです。

ハウルはソフィーを守るために戦うも、虫の息状態。

ソフィーはハウルを蘇らせるために、カルシファーをハウルの胸に押し込みます。

するとハウルは見事に復活!

城の仲間たちは、いつまでも幸せに暮らしました。

■「ハウルの動く城」の見どころと裏側

英語吹き替え版はソウルフル・ワールド?

「ハウルの動く城」の英語吹き替え版の監督を務めたのは、ピート・ドクターです。

話題作「ソウルフル・ワールド」の監督を務めた人物。

「モンスターズ・インク」「カールじいさんの空飛ぶ家」も、手掛けています。

ピート・ドクターが「ハウルの動く城」で心がけたのは、限りなく日本語セリフに近づけることでした。

英語と日本語とでは、セリフの長さが違います。

日本語では一言で済むセリフでも、英語にすると長くなることも珍しくありません。

そうやってセリフに折り合いをつけるか、かなり悩んでいたそうです。

ちなみに、英語吹き替え版「ハウルの動く城」にてハウル役を務めたのは、「バットマン」シリーズのクリスチャン・ベール。

90歳ソフィーを演じたのは、伝説の名女優ジーン・シモンズです。

名監督も参加していた!?幻の「ハウルの動く城」!

「ハウルの動く城」は当初、宮崎駿ではなく「サマーウォーズ」の細田守が担当するはずでした。

当時は新進気鋭の若手監督として注目されていた、細田守。

ジブリの長編アニメ作品に携われるのは、彼にとって大チャンスでした。

しかし制作は上手くいかず、プロデューサーから降板を告げられたのです。

細田守から制作を引き継いだのが、宮崎駿。

ほぼゼロからのスタートでした。

宮崎駿版の「ハウルの動く城」は大変素晴らしいものですが、細田守版の「ハウルの動く城」も、見てみたかった気がします。

「ハウルの動く城」のキャスティング裏話。

荒れ地の魔女役の美輪明宏、マルクル役の神木隆之介は早い段階から決まっていました。

宮崎駿は、2人の声を想定した上で制作に取り組んだそうです。

問題はソフィー役。

宮崎駿は、「若ソフィーと老ソフィーは1人の役者に担当してほしい」と要望。

しかし10代~90代の女性を演じられる役者を見つけるのは、簡単ではありません。

そんな中白羽の矢が立ったのが、倍賞千恵子です。

倍賞千恵子は、10代ソフィーと90代ソフィーを熱演。

さらに主題歌も担当しました。

■まとめ

無骨な「動く城」のダイナミックさとは対象的に繰り広げられるのは、ソフィーとハウルの甘酸っぱいラブストーリーでした。

大切な人を守り抜く強い気持ちは、呪いをはねのける力があります!

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