出典:https://www.ghibli.jp/works/howl/#frame&gid=1&pid=11
スタジオ・ジブリ作品「ハウルの動く城」。
原作はイギリス作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説です。
興行収入196億円の大ヒット。
ヴェネツィア国際映画祭・ニューヨーク映画批評家協会賞など、世界的な賞もとった名作アニメです。
今回は、「ハウルの動く城」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。
■登場人物紹介
・ソフィー

出典:https://www.ghibli.jp/works/howl/#frame&gid=1&pid=46
荒地の魔女に90歳のお婆さんにされた、18歳の少女。
ハウルの動く城に転がり込み、掃除婦として働くことになりました。
・ハウル
ハウル「貸しなさい」
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
ハウルさん、クールでカッコいいーーー😭❤️この横顔は……ズルイです。。 #ハウルがカッコ良すぎて萌え死 #夏はジブリ pic.twitter.com/KqBbNQ6qEc
凄腕のイケメン魔法使い。
毎日のように王宮から招請されるも、のらりくらりと交わしています。
・カルシファー
カルシファー「そうかなァ… そおかなあー」
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
めったに誉められたことのないカルシファーは大はりきり!ますます可愛いですーーー😍💕 #カルシファー可愛いと思う人RT #カルシファーが可愛すぎて #カルシファー pic.twitter.com/Iu8SL3uGcN
炎の悪魔。
城を動かすエンジンみたいな役割を担っています。
ハウルと“ある契約”を交わしており、ソフィーに契約を見破って呪いを解いてほしいと頼みました。
・マルクル

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ハウルの弟子。
見た目は10歳ぐらいの男の子ですが、客人に応対する時は80歳の老人に変装します。
■「ハウルの動く城」のあらすじ
主人公は90歳の少女。
彼女が好きになった人は、弱虫な魔法使いでした。
「ハウルの動く城」のあらすじをネタバレありでご紹介します。
起:90歳のお婆ちゃんになった少女
ソフィーは少女のままおばあさんの姿になるのではなく、本当に歳をとって90歳のおばあさんになってしまうんだそうです。イメージボードには、「情無用にソフィーを老婆にすること」と書いてあります。 #kinro #ハウルの動く城 #ソフィ #倍賞千恵子 pic.twitter.com/RwtVzL8ewR
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
戦争ムード高まる街中で、帽子屋を営むソフィー。
生真面目な性格で、自分から前に出る女性ではありません。
ある日のこと、ソフィーの前に超イケメン魔法使いが現れました。
彼の名前は、ハウル。
街の噂では「美女の心臓を食べる」と噂されているハウルですが、実際はとても紳士的。
ソフィーは、一瞬で心を奪われてしまいます。
その日の夜、ソフィーは荒れ地の魔女と遭遇。魔女の呪いで、ソフィーは18歳から90歳のお婆さんになってしまいました。
90歳になったソフィーは店を飛び出し、ハウルが住む城を目指します。
承:ハウルの動く城
猛然と掃除をするソフィーの勢いに、マルクルたちはタジタジです。
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
美術監督の吉田昇さんによると、ハウルのバスルームは初めはもっと地味だったそうですが、わけのわからない髪染めの粉とかが散乱していることを想定し、どんどん色味を追加していったそうですー🧡 #ハウル #ソフィー #マルクル pic.twitter.com/fKQCAdbsu2
茂みに埋もれたカカシを助けたソフィーの前に、ハウルの動く城が現れました。
城へ潜り込んだソフィーを迎えたのは、暖炉の火カルシファーとちびっこ魔法使いマルクルです。
カルシファーは、ソフィーにかけられた呪いを解くことを提案。
条件は、カルシファーを暖炉に縛り付けている呪いを解くことです。
カルシファーとハウルの間にかわされた契約を見破ることができれば、カルシファーの呪いは解けます。
そして、ソフィー・カルシファー・マルクル・ハウルの4人で、奇妙な共同生活がスタート。
ソフィーは掃除婦として、掃除洗濯に精を出すのでした。
転:傷ついたハウル
ハウル「僕はもう充分逃げた。ようやく守らなけらばならないものができたんだ、君だ」きゃーーー😆❤️💕
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戦争がもうひとつのテーマとなっているこの作品。「ハウルは自由に素直に、他人にかかわらず自分の好きなように生きたい人間です。☞続く #守らなければならないもの pic.twitter.com/1GnUf5OSp3
国が起こした戦争は、大勢の人や魔法使いを犠牲にしました。
魔法使いは「兵器」となり、人間ではなくなります。
ハウルも国から出兵要請が出ていましたが、応じようとしません。
なぜなら怖いからです。
でも、ハウルには守る者ができました。
城には犬のヒン・ヨボヨボになった荒れ地の魔女も加わり、賑やかになりました。
ハウルにとって大切な人である女性も、城の中に住んでいます。
彼女を守るため、ハウルは命をかけて戦場へと赴きました。
彼女の名前はソフィー。
結:あの日の約束
ソフィー「あたしはソフィー!待ってて!あたしきっと行くから!未来で待ってて!!」
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
ここは、泣くしかないわーーー😭😭😭
#未来で待ってて #あたしはソフィー #待ってて #あたしきっと行くから #ソフィー #ハウルとソフィーに感動 #ハウル感動すぎてやばい #金ロー #夏はジブリ pic.twitter.com/omZlbq931V
流れ星が降り注いだ夜のこと、ハウルとカルシファーは運命的な出会いを果たしました。
ハウルが流れ星を口に入れると、胸からカルシファーが登場。
カルシファーの正体は、ハウルの心臓だったのです。
ハウルが出会ったのは、カルシファーだけではありません。
実はソフィーとも出会っていました。
ソフィーは、ハウルと未来で合う約束を交わしていたのです。
ハウルはソフィーを守るために戦うも、虫の息状態。
ソフィーはハウルを蘇らせるために、カルシファーをハウルの胸に押し込みます。
するとハウルは見事に復活!
城の仲間たちは、いつまでも幸せに暮らしました。
■「ハウルの動く城」の見どころと裏側
英語吹き替え版はソウルフル・ワールド?
英語版ハウルの声優がダークナイトのクリスチャンベールで、英語版監督は『モンスターズインク』監督のピートドクター(PIXAR)であることを知らなかった人は多いはず。 pic.twitter.com/6BxKuom6p5
— 村田 彩気 (@sai7_pix) March 7, 2014
「ハウルの動く城」の英語吹き替え版の監督を務めたのは、ピート・ドクターです。
話題作「ソウルフル・ワールド」の監督を務めた人物。
「モンスターズ・インク」「カールじいさんの空飛ぶ家」も、手掛けています。
ピート・ドクターが「ハウルの動く城」で心がけたのは、限りなく日本語セリフに近づけることでした。
英語と日本語とでは、セリフの長さが違います。
日本語では一言で済むセリフでも、英語にすると長くなることも珍しくありません。
そうやってセリフに折り合いをつけるか、かなり悩んでいたそうです。
ちなみに、英語吹き替え版「ハウルの動く城」にてハウル役を務めたのは、「バットマン」シリーズのクリスチャン・ベール。
90歳ソフィーを演じたのは、伝説の名女優ジーン・シモンズです。
名監督も参加していた!?幻の「ハウルの動く城」!
これは今となっては有名な話ですが、「ハウルの動く城」は当初細田守さんが監督を務める予定でした。絵コンテも描いていましたが、諸事情があって企画が頓挫し、結局宮崎駿さんが監督を務めることになります。#ハウルの動く城 pic.twitter.com/tkOo1ouIw5
— キャッスル (@castle_gtm) August 10, 2018
「ハウルの動く城」は当初、宮崎駿ではなく「サマーウォーズ」の細田守が担当するはずでした。
当時は新進気鋭の若手監督として注目されていた、細田守。
ジブリの長編アニメ作品に携われるのは、彼にとって大チャンスでした。
しかし制作は上手くいかず、プロデューサーから降板を告げられたのです。
細田守から制作を引き継いだのが、宮崎駿。
ほぼゼロからのスタートでした。
宮崎駿版の「ハウルの動く城」は大変素晴らしいものですが、細田守版の「ハウルの動く城」も、見てみたかった気がします。
「ハウルの動く城」のキャスティング裏話。
ソフィーの声を演じたのは、女優の倍賞千恵子さん。監督が出した「18歳から90歳まで、1人の女優さんに演じてほしい」という条件のもと選ばれました。
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
荒れ地の魔女役の美輪明宏、マルクル役の神木隆之介は早い段階から決まっていました。
宮崎駿は、2人の声を想定した上で制作に取り組んだそうです。
問題はソフィー役。
宮崎駿は、「若ソフィーと老ソフィーは1人の役者に担当してほしい」と要望。
しかし10代~90代の女性を演じられる役者を見つけるのは、簡単ではありません。
そんな中白羽の矢が立ったのが、倍賞千恵子です。
倍賞千恵子は、10代ソフィーと90代ソフィーを熱演。
さらに主題歌も担当しました。
■まとめ
空飛ぶ城になったハウルの動く城。よく見ると、かまどにはカルシファー、帽子にひざ掛けの荒地の魔女、小さな中庭を走り回るマルクルとヒンが見えます。そして塔のテラスには幸せそうなソフィーとハウルが…。感動ーーー😭 #空飛ぶ城になったハウルの動く城 pic.twitter.com/9DCLAkxuOD
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
無骨な「動く城」のダイナミックさとは対象的に繰り広げられるのは、ソフィーとハウルの甘酸っぱいラブストーリーでした。
大切な人を守り抜く強い気持ちは、呪いをはねのける力があります!