出典:https://www.imdb.com/title/tt0317705/

保険会社勤務のボブ・パーは、毎日のように上司に怒られているダメおやじ。


彼の正体は、かつてはMr.インクレディブルとして活躍したヒーローでした!


2004年に公開し大ヒットしたピクサーアニメ「Mr.インクレディブル」。


ネタバレを含む内容と、制作裏話もご紹介します。

■登場人物紹介

訳:すごいことになっちゃった!

ロバート(ボブ)・パー/Mr.インクレディブル

出典:https://www.pinterest.jp/pin/222154194099143255/

保険会社勤務のさえないサラリーマン。


かつては、強靭な体とパワーを持つヒーローMr.インクレディブルとして、活躍したヒーローでした。


ヘレン・パー/イラスティガール


ボブの奥さん。


専業主婦。


伸縮自在の体の持ち主。


ヴァイオレット


パー家の長女。


自らの体を透明化・バリア能力の持ち主。


ダッシュ


パー家の長男。ヴァイオレットの弟。


超速スピードが自慢。


ジャック・ジャック


パー家の次男。赤ちゃん。


家族で唯一力を持っていないはずが…。


ルシアス


ボブの親友。


パー一家とも仲良し。


ミラージュ


ボブを誘う謎の美女。


バディ・パイン/シンドローム


かつてはMr.インクレディブルの大ファンだった少年。


Mr.インクレディブルに近づき過ぎたがために邪見に扱われ、恨みを抱くようになる。

■Mr.インクレディブルのネタバレあらすじ!

誰しもが憧れるスーパーヒーローMr.インクレディブル!


しかしヒーロー活動に不満を持つ市民も少なくありません。


スーパーヒーローは引退に追いやられ、一般人と同じ生活を強いられます。


一般人となったヒーローは、どんな生活を送ることになったのでしょうか?

起:活躍の場を失ったヒーロー達の今

Mr.インクレディブルことロバート(ボブ)パーは、保険会社に勤務。


しかしヒーロー時代が忘れられず、家族に内緒で友人のフロゾと共にヒーロー活動に勤しんでいました。


ある日のこと、ボブは勤務している保険会社をクビになります。


クビのことは、妻のヘレンには言えません。


そんな彼の元に、「ミラージュ」と名乗る女性からメッセージ。


「開発中のロボットが暴走し、止めて欲しい」と。


ミラージュの元に向かうボブ。


彼女の指示は、孤島で暴れている戦闘ロボットを食い止めることでした。


ボブは久しぶりのヒーロー活動で苦戦しつつも、何とか戦闘ロボットを止めることに成功しました。

承:家族には内緒!順風満帆のヒーロー活動

孤島の件以降、ボブはミラージュと契約。


念願のヒーロー活動と収入を得て、大満足です。


さらに昔馴染みのエドナ・モードから、新しいヒーロースーツを慎重。


しかし全てが罠。


黒幕はかつてMr.インクレディブルの大ファンだった、シンドローム。彼はヒーロー達の力を戦闘ロボットに組み込み、街を破壊。


そして自らがヒーローとなって立ち向かい、称賛を浴びようとしていたのです。


ボブは真実を掴むも、シンドロームに捕らわれてしまいました。


一方ヘレンは、ボブの変化に浮気を疑います。手がかりを求めてエドナの元へ。


ボブが仕事をクビになっていたこと、そして今は孤島にいることを掴みます。

転:ボブを救え!家族総動員!

ヘレンはボブを追って孤島へ。


ダッシュとヴァイオレットの2人の子供達も、母親の後を追いかけます。


末っ子のジャック・ジャックは、ベビーシッターと共にお留守番です。


ヘレンは、単独でボブ救出へ。


子供達は洞窟に身を隠すも、洞窟から戦闘ロボットが搭載されたロケットが発射。


2人は急いで洞窟から脱出し、追われる身となりました。


両親は子供達を救出。しかし一家はシンドロームに見つかり、再び捕らわれの身となります。

結:街を救え!Mr.インクレディブル!!

出典:https://www.empireonline.com/movies/reviews/incredibles-review/

一家はミラージュの助けもあり、孤島の基地を脱出。


ロケットで街へと向かいます。街は戦闘ロボットが大暴れ。


シンドロームの壮大なヒーローごっこは、失敗に終わってしまいました。


一家総動員で、制御不能になったロボットに立ち向かいます!


ヒーロー仲間だったフロゾも駆けつけ、何とか制圧に成功!


街はMr.インクレディブル一家によって救われたのでした。


一家の活躍が面白くないのは、シンドローム。


お留守番中のジャック・ジャックを人質にして、一家を脅迫します。


ジャック・ジャックは一家で唯一、パワーを持っていない赤ちゃんです。


絶体絶命の大ピンチと思いきや、ジャック。ジャックはパワーを発揮!


大ピンチを切り抜けます。


シンドロームの野望は潰えて、平和が到来した街。


しかし悪者は、シンドロームだけではありません。


地下からは「アンダーマイナー」と名乗る悪党が登場!


Mr.インクレディブル一家は、ヒーローとして今日も悪に立ち向かうのでした。

■Mr.インクレディブルの裏側!影の功労者はユニヴァーサル・マン?

「Mr.インクレディブル」は、CGアニメに大革命を起こしたといっても過言ではありません。


知られざる「Mr.インクレディブル」の裏側をご紹介します。

・ピクサーに降臨したブラッド・バード!

「Mr.インクレディブル」の脚本と監督を務めたのは、ブラッド・バード。


本作で、3DCGアニメに初めて関わることになります。


ブラッド・バードが「Mr.インクレディブル」でこだわったのが、ヒーローとしての在り方です。


子供達が喜んでみるヒーロー番組。


番組に登場する悪者達の悪事は、一種の「子供のいたずら」程度です。


しかし本物の悪者は、いたずらでは済まされません。


時には子供達にも、残虐行為を平気でおこないます。


ブラッド・バードは、子供向け映画であっても現実を盛り込みました。


現実を織り込んだことにより、映画は子供だけではなく大人達からの評判も高くなっています。

・CGで人間を描くのはかなり難しい!

もしCGに詳しい人が「Mr.インクレディブル」を見たら、技術力に驚き倒れるかもしれません。


今でこそ、人間のCGキャラクターは当たり前になりました。


簡単にできるだろうと思われるでしょうが、そんなに甘いものではありません。


映画公開から16年経った2020年でも、CGで人間を作るのは難しいのです。


人間を作るだけでも難しいのに、さらに動きを加えるとなると大変。


「Mr.インクレディブル」は、激しいアクションシーンがあります。


本作で見る3DCGアニメを一言で表すのなら、「神」です。

・エキストラ役はユニヴァーサル・マン

CG人間を1人作るだけでも、大変な作業。何百人単位のCG人間を作るとなると、考えるだけでも頭が痛くなります。


「Mr.インクレディブル」に登場するのは、メインキャラクターだけではありません。


ほんの数秒しか映らない、エキストラの方も登場。


人数はおよそ数百人。


数百人のエキストラも、全て作らなければならないのです。


そこで活躍したのが、ユニヴァーサル・マン。


CGキャラの基本モデルです。


スタッフはユニヴァーサル・マンの体や顔つきを変化させて、エキストラを制作しました。


本作に登場するエキストラの顔を注意深く観察すると、顔つきはどことなく似ています。

■ヒーローはいつの時代にも

「Mr.インクレディブル」の舞台設定は、1960年代。


懐かしさと新しさが混ざり合った時代です。


昔ながらのヒーロー映画要素を織り交ぜつつも、現代にも通じるテーマを盛り込んでいます。


「Mr.インクレディブル」はよくあるヒーロー映画ではなく、正義について真摯に向き合った映画なのです。

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