映画「羊たちの沈黙」の公開は、世界中にサイコサスペンスブームを巻き起こしました。


なお「羊たちの沈黙」は、実質2作目にあたります。


本当の始まりの物語は、今回紹介する「レッド・ドラゴン」です。


「レッド・ドラゴン」の内容がわかれば、名作「羊たちの沈黙」の理解も一層深まることでしょう。


今回は映画「レッド・ドラゴン」のあらすじと、見どころを解説します。

登場人物

映画「レッド・ドラゴン」に登場するのは、いずれも闇を抱えている人ばかりです。


闇を抱えているのは、レクターだけではありません。

・ハンニバル・レクター


有能な犯罪心理学者で、捜査の手伝いをしていました。正体は「人喰いレクター」と呼ばれる、殺人者。


・ウィル・グレアム


体も心も大きく傷つきFBIを退職。FBI退職後はフロリダ州マラソンで、家族と共に過ごしていました。


・フランシス・ダラハイド


一家を惨殺した殺人犯。


ビデオ加工技師として、家族ビデオに携わっていました。


背中に、大きなレッド・ドラゴンのタトゥーが刻まれています。


・ジャック・クロフォード


ウィルのFBI捜査官時代の上司。FBIを退いたウィルに、事件解決協力を求めました。

レッド・ドラゴンの内容

一家惨殺事件が発生し、捜査協力することになった元FBI捜査官のウィル・グレアム。


ハンニバル・レクターとの因縁の対面を経て、真実へと向かっていました。


しかし捜査が進むにつれて、ウィル本人にも危険が及びます!


事件の真相とは?


ウィルの身に何が起きたのか?映画「レッド・ドラゴン」の内容をネタバレで、お届けします

起:1980年ボルティモアにて

FBI捜査官のウィル・グレアムは、心理学者ハンニバル・レクターの協力の元で、ある事件を追いかけていました。


しかし、レクターが見立てた犯人は見当違いの人だったのです。


有能なレクターが間違いをおかすとは、とても思えません。


ウィルは、真犯人が目の前にいるレクターと勘付きました。


レクターも、ウィルが自分を疑っていると勘付きます。


ウィルとレクターは、激しく争いました。ウィルは大怪我を負いながらも、レクターを逮捕!


逮捕の代償に、ウィルは心に大きな傷を負いました。

承:一家惨殺事件

FBI捜査官を退いたウィルの元に、かつての上司であるジャック・クロフォードから事件協力要請を受けます。


バーミングハムとアトランタで、それぞれの家族が惨殺される事件が発生。


家の鏡は全て割られ、遺体には噛み傷があります。


ウィルはかつて逮捕した凶悪犯、ハンニバル・レクターと対面を果たしました。


事件については、「鏡を割ったのは自分を醜いと感じているため」「体に大きなタトゥーがある」と助言を受けます。


ウィルはレクターの助言を受けて、一歩一歩犯人に近づくのでした。

転:太陽をまとう女

フランシス・ダラハイドとリーバ・マクレーンは、同じ職場で働く同僚です。


2人はお互いに心惹かれ、恋人同士となりました。


そんな中、ダラハイドに警察の捜査の手が及びます。


ダラハイドの正体は、2家族を殺害した殺人犯だったのです。


自分の逮捕が近いと感じたダラハイドは、家中にガソリンを撒いて火を付けました。


そしてリーバの目の前で、自らの身体を撃ちます。


事件は「犯人死亡」という、後味の悪い結果となったのでした。


ダラハイドは、育ての祖母からひどい虐待を受けていました。


虐待で負った傷は、大人になってからも癒えることはありません。


虐待から逃れるために、家族を次々と惨殺したのでした。

結:赤き竜

事件はまだ続いていました。


ウィルが家族と住む家に、死んだはずのダラハイドが侵入したのでした。


ウィルはギリギリの状態でありながらも、ダラハイドに立ち向かいます!


ダラハイドのトラウマをつついて、ウィルは反撃。


大怪我を負いながらも、何とか退くことができました。


独房の中で、レクターはウィルに宛てて手紙を書きます。手紙を書き終わりくつろぐレクター。


彼の元に若い女性が面会に訪れました。


面会に来た彼女の名前は…。

映画「レッド・ドラゴン」の見どころ!

映画「レッド・ドラゴン」の見どころは、アンソニー・ホプキンスとノア・ワイリーの名優対決でしょう。


2人の名優のやりとりは、見ているだけでも脇汗が止まりません。


でも映画の見どころは、ハンニバル・レクター本人にありました。


映画「レッド・ドラゴン」の見どころと裏話をご紹介します。

・「羊たちの沈黙」を見たことがない人も楽しめる

今まで「ハンニバル・レクター」シリーズを見たことがない人でも、「レッド・ドラゴン」は楽しめます。


「レッド・ドラゴン」は、「ハンニバル・レクターシリーズ」の3作目にあたります。


シリーズものは難しく1作目から見なければ、話の内容はわからなくなるのがオチです。


しかし「レッド・ドラゴン」は、実質的な1作目にあたります。


だから前作「ハンニバル」・前々作「羊たちの沈黙」を見たことがなくても、大丈夫です。

・ハンニバル・レクターはアンチヒーローではなく殺人者

ハンニバル・レクターは、人肉を食らう殺人者です。


捜査には協力しているも、正義のために行っている訳ではありません。


しかし映画「ハンニバル」では、アンチヒーロー的な役どころになってしまいました。


作中では残虐な行為をしでかしてはいるものの、結果的にクラリス捜査官を助けています。


彼が彼女を助けた理由は、クラリスを特別な存在と感じているからです。


正義とは全く関係がありません。


レクターがヒーローとして見られることに違和感を覚えたのは、役を演じたアンソニー・ホプキンス本人です。


アンソニー・ホプキンスは「レッド・ドラゴン」で、殺人者としてのレクターを見事に演じきりました。

・映画最初に流れる楽曲はメンデルゾーンの「夏の夜の夢」

ハンニバル・レクターは、クラシック音楽鑑賞が趣味です。


素晴らしい演奏に対しては、例え路上での演奏でも賛辞を送ります。


ではあまりにも酷い演奏をしてしまうと、どうなってしまうのでしょうか?


答えは、映画「レッド・ドラゴン」の冒頭にありました。


冒頭シーンで流れているのは、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」です。


クラシックをあまり知らない人でも、フルートの酷さに言葉を失うことでしょう。


クラシック音楽を愛するレクター博士にとっては、耐え難いものでした。

レッド・ドラゴンのまとめ!「羊たちの沈黙」へと続く

アンソニー・ホプキンスが演じるハンニバル・レクターはとても恐ろしく、少しでもスキを見せたら何をされるかわかりません。


「レッド・ドラゴン」は、アンソニー・ホプキンスの凄まじさを改めて確認した一作となりました。

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