出典:https://www.imdb.com/title/tt0092005/mediaviewer/rm4147671040/


12歳の少年4人組の2日間に渡る冒険を描いた「スタンド・バイ・ミー」。映画史に残る、名作中の名作です。


2日の旅を通して少年達が得たものは何だったのでしょうか?


名作映画「スタンド・バイ・ミー」のあらすじと、裏側をご紹介します。

■登場人物紹介

・ゴーディ

物語を書く才能があります。兄を交通事故で亡くし、心に大きな傷を抱えている少年です。


映画「スタンド・バイ・ミー」は、大人になったゴーディの回顧録です。

・クリス

出典:https://www.imdb.com/title/tt0092005/mediaviewer/rm1457654784/


リーダー的存在で、ゴーディの親友。


ボロボロになった心を隠すために、あえて悪ガキを演じている少年です。


頭の回転が早く、後に弁護士となりました。

・テディ

親から虐待を受けて育っているも、本人は全く悲観していません。


1番無鉄砲な性格をしているメガネ少年です。

・バーン

小太りで気が弱い少年。


少年4人組が旅に出るきっかけを作りました。

・エース

町を暴れまわるチンピラのリーダー。


ゴーディ達の天敵です。

■「スタンド・バイ・ミー」のあらすじ!ネタバレもあり

小説家のゴーディは、クリス弁護士刺殺事件を報じる新聞記事に目を通します。


1959年の夏の日。少年時代のゴーディは、クリスト共にオレゴン州キャッスルロックという小さい町で過ごしていました。


「スタンド・バイ・ミー」のあらすじは、ほろ苦さが残る物語です。

起:死体探しの旅へ

ある日のこと、ブラワー少年が行方不明になりました。


大都会ならば、少年1人消えたところで大きな騒ぎにはならないでしょう。


しかしキャッスルロックという小さい町であれば、一大事件です。


連日連夜ニュースで持ちきり!町の人でブラワー少年行方不明事件を知らない人はいません。


そんな中、小太り少年バーンは重要な手がかりを掴みました。


町のチンピラ達は、ブラワーの死体をハーロウで目撃したとのことでした。


ハーロウはキャッスルロックから30km離れた場所にある土地です。


もし死体を見つけたら、一躍有名人!


バニーは、友達のゴーディ・クリス・テディの4人と共に、死体探しの旅に出かけることになりました。

承:少年達に襲いかかる試練

死体探しの旅は、少年4人組に次々と試練を与えます。


犬に追いかけられるのはまだ序の口。


逃げ場がない橋の上で汽車に追いかけられ、絶体絶命の大ピンチ!


汽車に追いかけられても、試練はまだまだ続きます。


近道で川に入ったら、全身ヒルだらけ。


ゴーディにいたっては、急所もヒルの餌食になりました。


意見の食い違いから、少年同士の衝突もあります。


ただ悪ガキ達に襲いかかる1番の試練は、エースの存在でしょう。


エースも、ブラワーの死体を探し出すのでした。

転:旅の終着点

紆余曲折を経て、ようやくハーロウへ到着した悪ガキ4人組。


死体は、森の中にひっそり横たわっていました。


そんな中悪ガキ4人組の前に現れたのは、チンピラのエース。


エースはクリスを襲うとするも、ゴーディの働きにより事なきを得ました。


少年は匿名で警察に連絡。悪ガキ4人組は一晩中歩いて家に帰り、あっさりと解散しました。


やがて疎遠になり、学校で顔を会わすだけの間柄になったのです。


死体探しの旅は悪ガキ4人組を有名にすることはありませんでした。

結:少年達のその後の物語

バーンは高校を卒業後に結婚し、製材所勤務。


テディは収容へ収容されたものの、出所後は臨時雇いとして働いています。


クリスは町を出てから必死に勉強し、弁護士の資格を得ました。


しかしレストランで発生した喧嘩を仲裁しようとした矢先、喉を刺されて死亡。


ゴーディはクリスとも疎遠になってしまいましたが、彼の存在は忘れることはできません。


ゴーディを小説家へ導いたのは、クリス本人だからです。


クリスは既にいなくなってしまいましたが、ゴーディの心の中で常に寄り添い続けたのでした。

■「スタンド・バイ・ミー」の見どころと裏側のご紹介

「スタンド・バイ・ミー」の出演者は今?


キャリアを重ねた者と堕ちた者

https://www.imdb.com/title/tt0092005/mediaviewer/rm2321857280/

「スタンド・バイ・ミー」の出演者は、今どこで何をしているのでしょうか?


有名所はエース役のキーファー・サザーランドでしょう。


海外ドラマ「24 -TWINTY FOUR-」のジャック・バウアーとして、おなじみの俳優となりました。


クリス役を演じたリヴァー・フェニックスは、90年代を代表する超イケメン俳優として大人気に!

しかし23歳の頃に、薬の過剰摂取によりこの世を去ってしまいました。


なお他の出演者は、地道ではありますが着実にキャリアを伸ばしています。


ゴーディ役のウィル・ウィートンは、立派な俳優となりました。


バーン役のジェリー・オコンネルは、イケメンに大変身。


テディ役のコリー・フェルドマンは、少し苦しい状況下にあるようです。


「スタンド・バイ・ミー」出演当時は、大人気子役。


しかし大人になるとキャリアに躓いてしまい、映画の世界から遠のいてしまいました。

演じた子役達も超いたずらっ子だった!

「スタンド・バイ・ミー」の悪ガキ4人組は相当なものでしたが、演じていた子役も負けていません。


ロケの際に宿泊したホテルで、悪ガキ4人組はイタズラを決行。


ホテルの備品に悪さをするだけでなく、共演者の車を泥だらけにしたこともありました。


ちなみにターゲットになってしまったのは、キーファー・サザーランドです。


とはいえ、キーファー・サザーランドも負けてはいません。


エース役を演じるためと、あえて悪ガキ4人組をイジメていたそうです。


ちなみに映画冒頭で子供達が吸っていたのは、レタスの葉っぱ。


未成年者喫煙ではないので、ご安心下さい。

元々の映画タイトルは「死体」

「スタンド・バイ・ミー」の原作は、スティーブン・キングの短編小説です。


スティーブン・キングは、季節に合わせた短編小説を執筆。


「スタンド・バイ・ミー」は秋の物語でした。


なお小説のタイトルは「THE BODY」。


日本語で「死体」です。


少年達の冒険物語を描いたタイトルが「死体」とあっては、色々誤解を招きかねません。


繰り返しになりますが、原作はスティーブン・キング。


ホラー小説の大御所です。


そこで、主題歌となっているベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」をそのまま映画タイトルに起用。


タイトル変更は大当たりとなり、今では青春映画の代名詞となりました。

■まとめ

映画「スタンド・バイ・ミー」は、死体を探す少年達の物語です。


キラキラした冒険物語ではなく、リアルな少年達の思いが強く反映されていました。


だからこそ、名作として映画公開から30年以上経った今も、世界中で愛されているのです。

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