出典:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10002115


「マトリックス」のあらすじと、撮影の裏側をご紹介します。


1999年に公開された映画「マトリックス」は、革新的な映像で大きな話題になりました。


当時若手俳優だったキアヌ・リーブスの人気は不動のものとなり、「マトリックス」で使われた映像技術は現代でも使われています。

■登場人物紹介

ネオ

本名はトーマス・アンダーソン。

表向きは大手ソフトウェア会社勤務のプログラマー。

裏の顔は凄腕ハッカーのネオ。

モーフィアス

世界中に指名手配されているテロリスト。

ネオを救世主と絶対的に信じて、彼を探していました。

トリニティー

かつて裏世界で名をはせたハッカー。

ネオは本人に会う前から、名前は聞いていました。ネオをマトリックスに導いた張本人。

■「マトリックス」のあらすじご紹介!

起:Follow the white Rabbit

今は現実なのか夢なのか?ネオは漠然とした問題に直面し、1人悩んでいました。


そんな中、パソコン画面に「Follow the white rabbit(白いウサギを追いかけろ)」の文字が……。


ネオはパソコン画面に従い、白いウサギを追いかけるのでした。


白いウサギを追いかけて以降、奇妙な出来事が続きます。


突如黒服の男達に意味なく追われ、体の中に機械の虫を入れられてしまいました。


一連の奇妙な出来事は夢かと思いきや、全て現実。


そして最も奇妙な出来事といえば、トリニティーとモーフィアスとの出会いでしょう。


古ビルでモーフィアスと対面したネオは、選択を迫られます。


青いカプセルを飲めばいつも通りの生活に逆戻り。赤いカプセルを飲めば「マトリックス」の真実がわかる。


ネオが選んだのは、赤のカプセルでした。

承:マトリックスへ

ネオが覚めると、素っ裸の状態で正体不明のポットの中にいました。


現実世界は既に滅び、機械によって世界を牛耳られていたのです。


人間は、機械を動かすための「エネルギー」となっていました。


ネオが今まで過ごしてきた世界こそが、機械が作り出した仮想空間だったのです。


仮想空間はマトリックスと呼ばれていました。


さらに、ネオはオラクル(預言者)が告げた救世主だといいます。


大混乱のネオですが、持ち前の精神力で現実世界に少しずつ慣れていきました。


現実世界に慣れた後、ネオは仲間と共にマトリックスへと入ります。


マトリックスでオラクルと会ったネオは、「あなたは救世主ではない」と告げられました。

転:モーフィアス救出

出典:https://eiga.com/movie/49688/gallery/9/

マトリックスから現実世界へ戻ろうとしていた矢先です。


仲間の1人であるサイファーが、突如裏切りました。


エージェント・スミスが押し寄せて、仲間達を次々と殺害。


マトリックス世界で死亡すると、現実世界でも死亡します。


モーフィアスは自ら囮となり、エージェント・スミスに立ち向かいました。


ギリギリの状況でしたが、ネオとトリニティーの2人は何とか現実世界に戻ります。


しかしモーフィアスは、エージェント・スミスに捕らわれてしまいました。


モーフィアスを助けるために、再びマトリックスへと突入するネオとトリニティー。


激しいバトルの末、モーフィアスの救出は成功!


トリニティーとモーフィアスは、現実世界に帰還することができました。

結:目覚めの時

出典:https://eiga.com/movie/49688/gallery/

ネオだけは、エージェント・スミスの妨害で現実世界に戻ることはできません。


エージェント・スミスに抵抗するも、ネオは殺されてしまいました。


マトリックスで殺されてしまったがために、現実世界のネオも息を引き取ります。


そんな中、トリニティーはネオに告白するのでした。


「預言者に言われたのが、私が愛した人物こそが救世主」と。


そしてネオに優しくキスをします。


トリニティーのキスでネオは復活!


エージェント・スミスを軽く撃退しました。


ネオは救世主になったのです。

■「マトリックス」の裏側

公開当時は「革新的な映像美」として、話題になった映画「マトリックス」。


カッコよくスタイリッシュな雰囲気となっていますが、撮影の裏側は泥臭くなっていました。


知られざる「マトリックス」の裏側をご紹介します。


不可能は可能になる!原点は日本のアニメーション

監督を務めていたウォシャスキー兄弟(当時)が目指していたのは、日本のアニメーションの実写化でした。


しかし日本アニメーションの実写化は、当時としては無茶な話だったのです。


映画公開当時の90年代は、CG技術は飛躍的な進化を遂げました。


「ターミネーター2」や「ジュラシックパーク」は、映像の新時代を切り開いた映画として語り継がれています。


しかし技術的な問題はぬぐえず、両者とも「実写にアニメを少し付け加えたもの」です。


当時の技術で「マトリックス」を無理やり作ると、B級どころかZ級映画になっていたことでしょう。


しかし「マトリックス」に集まった超一流スタッフは、実写にCGのメスを入れました。


当時としてはありえない技術です。


しかし「ありえない技術」により、映画「マトリックス」は最高級の映画となりました。

カンフーをゼロから学んだ役者達

映画「マトリックス」で繰り広げられたカンフー!


実践していたのは、役を演じていた本人です。


他の映画ではスタントマンが担当しますが、映画「マトリックス」では本人がアクションを担当!


カンフーは初心者が簡単にできるものではなく、出演者は事前に訓練を受けていました。


なお出演者の大半は、武道の「ぶ」の文字も知らない素人ばかりです。


主演のキアヌ・リーブスは元々カンフー映画好きではあったものの、武道経験はほとんどゼロ。


本当の意味でのゼロスタートになるため、出演者それぞれに専属トレーナーをつけて猛特訓!


猛特訓の成果により、切れ味が鋭いカンフーシーンとなりました。

名シーンの裏側!バレットタイムの秘密

ネオに向けられて銃弾が撃ち込まれるも、ネオは大きく体をのけぞり銃弾を回避。


ネオの体を取り囲むかのようにして、カメラが動きます。


撮影の対象を取り囲むかのように撮影する方法を「バレットタイム」と言います。


「マトリックス」の場合、対象者の周りに120台のスチルカメラと2台の撮影用カメラを設置。


そして連続撮影をし、撮影した映像を組み合わせる技術を言います。


例えば左から右へカメラが動くとしましょう。


左から右へカメラを並べて、時間差で撮影をします。


1台目のカメラは1秒後、2台目のカメラは2秒後にという風にです。


1秒後に撮られた映像と、2秒後に撮られた映像を繋ぎ合わせて、動きを付けていきます。


なお実際の撮影速度は、1秒ごとではなくゼロコンマ秒。


凄まじい速度で撮影することにより、なめらかな動きを生み出しました。

■「マトリックス」のまとめ

映画「マトリックス」の映像美は衝撃的なものとなり、アカデミー賞では映像に関係する賞を総なめにしたほどです。


映画制作から20年以上経ちますが、今見ても斬新に映るでしょう。


夢か現か?答えは「マトリックス」にあります。

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