出典:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10002115
「マトリックス」のあらすじと、撮影の裏側をご紹介します。
1999年に公開された映画「マトリックス」は、革新的な映像で大きな話題になりました。
当時若手俳優だったキアヌ・リーブスの人気は不動のものとなり、「マトリックス」で使われた映像技術は現代でも使われています。
■登場人物紹介
『 #マトリックス 』
— 文鳥 (@7egvmWuXFEgv6qH) September 5, 2020
ネオとトリニティのビジュアルとアクションが良すぎる!コートの中に武器仕込ませて軍の施設に乗り込むシーンは圧巻。柔術とか拳銃の弾を止めるとかそもそものマトリックスの世界観が厨二病的なところもあって少しクスッとしつつも、とても20年以上前の作品とは思えなかった。 pic.twitter.com/wAtf1GlJYl
ネオ
本名はトーマス・アンダーソン。
表向きは大手ソフトウェア会社勤務のプログラマー。
裏の顔は凄腕ハッカーのネオ。
モーフィアス
世界中に指名手配されているテロリスト。
ネオを救世主と絶対的に信じて、彼を探していました。
トリニティー
かつて裏世界で名をはせたハッカー。
ネオは本人に会う前から、名前は聞いていました。ネオをマトリックスに導いた張本人。
■「マトリックス」のあらすじご紹介!
起:Follow the white Rabbit
今は現実なのか夢なのか?ネオは漠然とした問題に直面し、1人悩んでいました。
そんな中、パソコン画面に「Follow the white rabbit(白いウサギを追いかけろ)」の文字が……。
ネオはパソコン画面に従い、白いウサギを追いかけるのでした。
白いウサギを追いかけて以降、奇妙な出来事が続きます。
突如黒服の男達に意味なく追われ、体の中に機械の虫を入れられてしまいました。
一連の奇妙な出来事は夢かと思いきや、全て現実。
そして最も奇妙な出来事といえば、トリニティーとモーフィアスとの出会いでしょう。
古ビルでモーフィアスと対面したネオは、選択を迫られます。
青いカプセルを飲めばいつも通りの生活に逆戻り。赤いカプセルを飲めば「マトリックス」の真実がわかる。
ネオが選んだのは、赤のカプセルでした。
承:マトリックスへ
ネオが覚めると、素っ裸の状態で正体不明のポットの中にいました。
現実世界は既に滅び、機械によって世界を牛耳られていたのです。
人間は、機械を動かすための「エネルギー」となっていました。
ネオが今まで過ごしてきた世界こそが、機械が作り出した仮想空間だったのです。
仮想空間はマトリックスと呼ばれていました。
さらに、ネオはオラクル(預言者)が告げた救世主だといいます。
大混乱のネオですが、持ち前の精神力で現実世界に少しずつ慣れていきました。
現実世界に慣れた後、ネオは仲間と共にマトリックスへと入ります。
マトリックスでオラクルと会ったネオは、「あなたは救世主ではない」と告げられました。
転:モーフィアス救出

出典:https://eiga.com/movie/49688/gallery/9/
マトリックスから現実世界へ戻ろうとしていた矢先です。
仲間の1人であるサイファーが、突如裏切りました。
エージェント・スミスが押し寄せて、仲間達を次々と殺害。
マトリックス世界で死亡すると、現実世界でも死亡します。
モーフィアスは自ら囮となり、エージェント・スミスに立ち向かいました。
ギリギリの状況でしたが、ネオとトリニティーの2人は何とか現実世界に戻ります。
しかしモーフィアスは、エージェント・スミスに捕らわれてしまいました。
モーフィアスを助けるために、再びマトリックスへと突入するネオとトリニティー。
激しいバトルの末、モーフィアスの救出は成功!
トリニティーとモーフィアスは、現実世界に帰還することができました。
結:目覚めの時

出典:https://eiga.com/movie/49688/gallery/
ネオだけは、エージェント・スミスの妨害で現実世界に戻ることはできません。
エージェント・スミスに抵抗するも、ネオは殺されてしまいました。
マトリックスで殺されてしまったがために、現実世界のネオも息を引き取ります。
そんな中、トリニティーはネオに告白するのでした。
「預言者に言われたのが、私が愛した人物こそが救世主」と。
そしてネオに優しくキスをします。
トリニティーのキスでネオは復活!
エージェント・スミスを軽く撃退しました。
ネオは救世主になったのです。
■「マトリックス」の裏側
公開当時は「革新的な映像美」として、話題になった映画「マトリックス」。
カッコよくスタイリッシュな雰囲気となっていますが、撮影の裏側は泥臭くなっていました。
知られざる「マトリックス」の裏側をご紹介します。
不可能は可能になる!原点は日本のアニメーション
「マトリックス」
— つー (@eri_juri283) November 14, 2016
攻殻機動隊やAKIRA等の日本のアニメに影響を受けて作られた作品。主人公がへそに虫型の機械を埋め込まれるところは子供の頃の壮絶なトラウマになったこと間違いなし
#オタクにオススメしたい映画を一本あげる pic.twitter.com/QBMUciUWHw
監督を務めていたウォシャスキー兄弟(当時)が目指していたのは、日本のアニメーションの実写化でした。
しかし日本アニメーションの実写化は、当時としては無茶な話だったのです。
映画公開当時の90年代は、CG技術は飛躍的な進化を遂げました。
「ターミネーター2」や「ジュラシックパーク」は、映像の新時代を切り開いた映画として語り継がれています。
しかし技術的な問題はぬぐえず、両者とも「実写にアニメを少し付け加えたもの」です。
当時の技術で「マトリックス」を無理やり作ると、B級どころかZ級映画になっていたことでしょう。
しかし「マトリックス」に集まった超一流スタッフは、実写にCGのメスを入れました。
当時としてはありえない技術です。
しかし「ありえない技術」により、映画「マトリックス」は最高級の映画となりました。
カンフーをゼロから学んだ役者達
映画「マトリックス」で繰り広げられたカンフー!
実践していたのは、役を演じていた本人です。
他の映画ではスタントマンが担当しますが、映画「マトリックス」では本人がアクションを担当!
カンフーは初心者が簡単にできるものではなく、出演者は事前に訓練を受けていました。
なお出演者の大半は、武道の「ぶ」の文字も知らない素人ばかりです。
主演のキアヌ・リーブスは元々カンフー映画好きではあったものの、武道経験はほとんどゼロ。
本当の意味でのゼロスタートになるため、出演者それぞれに専属トレーナーをつけて猛特訓!
猛特訓の成果により、切れ味が鋭いカンフーシーンとなりました。
名シーンの裏側!バレットタイムの秘密
#映画史に残るカッコ良い登場シーン
— 水月零@Apple社員 (@Rei_Suigetsu) April 28, 2020
マトリックス1のビルの登場シーン。
戦闘とバレットタイム(弾丸を避けるスーパースロー)
これは衝撃的だった!
VR世界ならではの超バトル!#マトリックス#matrix #バレットタイム pic.twitter.com/ohHGPeQHh8
ネオに向けられて銃弾が撃ち込まれるも、ネオは大きく体をのけぞり銃弾を回避。
ネオの体を取り囲むかのようにして、カメラが動きます。
撮影の対象を取り囲むかのように撮影する方法を「バレットタイム」と言います。
「マトリックス」の場合、対象者の周りに120台のスチルカメラと2台の撮影用カメラを設置。
そして連続撮影をし、撮影した映像を組み合わせる技術を言います。
例えば左から右へカメラが動くとしましょう。
左から右へカメラを並べて、時間差で撮影をします。
1台目のカメラは1秒後、2台目のカメラは2秒後にという風にです。
1秒後に撮られた映像と、2秒後に撮られた映像を繋ぎ合わせて、動きを付けていきます。
なお実際の撮影速度は、1秒ごとではなくゼロコンマ秒。
凄まじい速度で撮影することにより、なめらかな動きを生み出しました。
■「マトリックス」のまとめ
【観たい映画をRT 2021年大作映画編】
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) January 6, 2021
「マトリックス4」(原題)
前作から14年、ネオやトリニティーたちが再びマトリックスの世界に舞い戻る。あの物語にどんな続きが?また、革新的な映像表現がファンを狂喜させたシリーズの最新作は、どんな新しい映像を見せてくれるのか?12月22日全米公開。 pic.twitter.com/9YAi1LfSzJ
映画「マトリックス」の映像美は衝撃的なものとなり、アカデミー賞では映像に関係する賞を総なめにしたほどです。
映画制作から20年以上経ちますが、今見ても斬新に映るでしょう。
夢か現か?答えは「マトリックス」にあります。