①作品情報

上映年:2009年
上映時間:104分
ジャンル:ドラマ/恋愛
監督:ペイトン・リード
メインキャスト:ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、ブラッドリー・クーパー
②配信サイト

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③登場人物

カール・アレン
1度離婚している銀行員の男性。
趣味は自宅での映画鑑賞。ごまかしたり、小さな嘘をついたり、言い訳ばかりしている性格。
3年前の離婚を引きずっていて、あらゆる誘いを断っている。
ニックに影響を受けてイエスマンになる。
アリソン
ジョギングをしながら景色などを撮影するジョギングフォトのインストラクターをしている。
また、バンドのボーカルの活動も行い、アクティブに毎日を過ごしている女性である。
カールから『衝動的で度胸があり心のままに生きている』と言われている。
ピーター
カールの友人であり、弁護士をしている。
付き合いが悪くなったカールに対して不満を持っている。
イエスマンになったカールに対し、『イエス』と答えるカールをいいことにいろんな質問や要求をする。
ニック
カールの知人であり、イエスマンになったことで人生を変えることに成功した人物。
世界を旅行して自由に生活している。
カールをイエスマンのセミナーに誘い、イエスマンになるきっかけを作った人物。
④あらすじ

エスマンのあらすじ【起】
主人公カール・アレンは、どんな誘いも「No」と断ってしまうバツイチ中年銀行員。
電話がかかってきてもでないカールがしつこくかかってくる非通知の電話に出てしまう。
友人ピーターからの飲み会の誘いだった。
言い訳をして断ったが、趣味の映画を借りるためにビデオ屋にいるところをピーターに見つかってしまう。
仕方なく飲み会に参加することになり、ピーターの婚約を聞かされる。
しかし、たまたまその飲み屋で別れた妻のステファニーに出会う。
ステファニーが男とイチャイチャしているところを目撃し、気まずくなり帰ろうとしたところにステファニーに話しかけられる。
カールはウエイターとぶつかりドリンクをかけられ転倒しその場を去る。
別の日の朝、隣人のティリーに自宅で食事を誘われるが断って仕事へ行く。
会社への道中ライブの勧誘にも断り出社。
出社すると上司のノーマンがやってきて、カールの昇進の話がなくなったことを伝える。
その後、ノーマンからパーティーに招待されるも即答で断ってしまう。
そんな冴えない日々を送っているところに偶然知人ニックと出会う。
イエスマンになり人生が変わったと言われ、カールはセミナーに勧誘される。
その後もありとあらゆることに「NO」と断り続ける。
ピーターの婚約パーティーをすっぽかし喧嘩をしてしまった日に、友人から見放されて孤独死をする夢を見る。
それをきっかけにセミナーに参加することを決意する。
イエスマンのあらすじ【承】
セミナー講師テレンスのセミナーに参加して彼と誓いを立てる。
会場を出たら全て「Yes」という。会場の外に出るとホームレスの男から車で乗せて欲しい、携帯を貸して、お金を貸してくれとお願いをされ嫌々全て「Yes」と答える。
その後、山の中で車がガス欠になり10㎞先のガソリンスタンドまで嘆き歩く。
そこで破天荒な美人アリソンに出会い、車の所までスクーターで送ってもらう。
帰り際に彼女にキスをされる。
それをきっかけに休日出勤、友人の会計、ノリに乗って女性をかけて喧嘩まで承諾する事態になる。
そんなある日老婦人ティリーに手伝いを求められお礼にとベッドに誘われるが断る。
その後に立て続けに悪いことが起きてしまい、ティリーの要求に応じる。
ノーマンのパーティーの誘いを始め、テレビショッピング、宗教、ギター、飛行機操縦、韓国語、ホームレスへの支給など様々なものにチャレンジ。
別人の様になり、今まで断っていた仕事での融資、ライブにも承諾する。
参加したライブで偶然アリソンと再会。その帰りに、アリソンがインストラクターをやっている写真を撮りながらジョギングをする「ジョギングフォト」に誘われる。
眠る直前に友人からクラブの誘いがあり、断れず二日酔いのままジョギングフォト教室に参加する。
イエスマンのあらすじ【転】
アリソンの元カレはワンパターンな生活に満足する人だったため、予測がつかないカールの行動に惹かれていく。
ある日、大量の融資をしていると銀行の副頭取ウェスリー・パーカーが視察に来ることに。
ノーマンは融資を乱発したからだとカールを煽る。
小口の融資を大量に行っていたカールが横領しているのではないかとウェスリーは疑っていた。
だが、実際は小口の融資を大量に行い完済率が98%を超え多くの利益を出したので、上にきて一緒に働かないかという昇進の話だった。
アリソンと行き当たりばったりの旅行をすることになり、空港で次に出る便のネブラスカ州リンカーン行きの飛行機へ乗る。
旅行中にアリソンは不思議な魅力を持つカールに一緒に暮らそうと誘う。
ロサンゼルスへ帰ろうとチケットを取ろうとした時にテロリストではないかと疑いをかけられFBIに連行される。
目的なしの旅行で搭乗間際のチケット購入、イラン人花嫁.comの会員、有機肥料会社設立への融資、結婚、飛行機の操縦訓練、韓国語の習得などこれまでYesといってやってきたことに疑いをかけられる。
弁護士に何でもYesと答えるセミナーに参加したからだと言っても全く信用してもらえない。
イエスマンの結末・ラスト(ネタバレ)
ピーターが懸命に事情を説明してくれたおかげで疑いがはれたが、アリソンの方は問題がのこったまま。
カールは何にでもYesと言う癖は抜けず、アリソンはカールと距離をとる。
カールはアリソンに電話をかけるが無視され続ける。カールも全てYesということに疑問を持ち始める。
彼氏と喧嘩をしたステファニーから電話がありかけつけ、泊まって言ってと泣きつかれるが気持ちがないため断る。
断った直後、エレベーターに挟まり、黒猫が横切り、車の警報がなり、自分の車はレッカー移動される。
誓いを破ったからだと思い、テレンスとの誓いをキャンセルするために彼の車に隠れて乗るがそこで事故にあい入院する。
病院でテレンスから誓いなどそもそもないと言われる。
自然とYesが出るように仕向けたが、カールがNoと断ると悪いことが起こると思い込んだために悪い方向へいってしまった。
それを聞いたカールは慌てて病院を飛び出し、看護師のリーにからバイクを借りてウィーリーをしながら急いでアリソンの下へ。
「君とは一緒に暮らせない。」とアリソンに伝え、自分に自信がなかったことを告白する。
「でも、一緒にいたい。」とアリソンに伝えキスをする。
後日カールがホームレス支援所に多くの服を寄付する。テレンスのセミナー参加者から寄付してもらったため、全員裸で彼のセミナーに参加する。
最後にカールとアリソンが全身を使ったローラースケートという新しい事にチャレンジする。
⑤評価・レビュー

自己啓発の内容をコミカルに表現している映画である。
何事にもイエスで回答するには勇気がいる決断であり、実際には難しいのかもしれない。
でも何事にも挑戦することや、他人を認めることは成長に繋がるということが心に染みる映画である。